タイ・HIV養護施設に食料品を寄付しました
7月8日、志朗がプロになってから寄付を続けている、バーンデック・タマラック小児HIV施設に寄付を届けてきました。
現地で志朗の支援活動を手伝っていただいているジャンさんが、タイに行かれない志朗の代わりに「パネル志朗」と共に今回も訪れてくださいました。
こちらの施設は、バンコクから車で約4時間ほどかかるノーンムワン郡ロッブリー県にあります。
タイでは、80年代から90年代初頭にかけ、AIDS発症者が急速に増え、大変な社会問題になったそうです。特にAIDSを発症し家族から見捨てられた人たちは行き場をなくしていました。そうした人々を保護するため、アランゴット住職は、のちにAIDS寺と呼ばれる「プラパートナムブー寺院」を建立しました。
爆発的に増える大人のAIDS患者とともに深刻な問題だったのが、子どもの感染者でした。アランゴット住職は、小児用の施設も手掛けもともとはプラパートナムブー寺院の施設内にあったものを、ロッブリー県に移し今に至ります。
志朗は、2010年からこの施設に寄付を始めていました。タイでムエタイの試合にでている志朗が訪れると、テレビで試合を観戦している子どもたちは、とても歓迎してくれます。タイにいるときは、ジャンさんと一緒に施設を訪れていましたので、今回も「志朗はどこにいるの?」と子どもたちが尋ねていたそうです。
施設への寄付は、いつもリクエストを聞いて、必要ものを持っていきます。今回は10カ月の赤ちゃんもいると聞き、ベビー用マットレスも購入。食料品には、子どもたちが大好きな果物も入れてもらいました。
施設内には、以前クラウドファンディングで建てた浄水設備施設があります。それまで施設内にある池にたまった水を引き入れ生活用水に使っていましたが、HIV感染している子どもたちは、免疫がとても弱く、この浄水施設ができるまでは、感染症を起こしやすかったといいます。
施設の運営はなかなか厳しいそうで、10年以上に継続して支援を続けられたことは、本当によかったと思います。出会った頃は幼い子どもたちでしたが、その子供たちの成長を知ることができるのは、心から嬉しく思います。
時には、昼食作りを一緒にしたり、子どもたちが歌や踊りで歓迎してくれたことなど、励みになっています。
これからも支援が継続できるように、頑張っていきたいと思います。
<寄付内容/NPO志の会、志朗の試合ファイトマネー一部から用意しました>
■粉ミルク (10ヶ月の乳児用) ■牛乳 ■春雨 ■ゴミ袋 ■シャンプー ■石鹸 ■洗剤 ■植物油 ■ニンニク ■お米 ■赤ちゃんのマットレス ■果物 ■寄付金10,000バーツ